探し続けてゆく 永遠の絆を

発表後Twitter140字では収まりきらない想いを吐き出すかのようにここに書いては消した。バラエティなど普段の嵐を観ているとなんだか実感がなくなって考えることすら放棄した日もあった。そんな風に書いたぐっちゃぐちゃでジメジメな文章だけど。書き出してもまだ受け入れられてない気もするけど。少しでも前を向けるように。そう願い思いをここに綴る。

 

一一一一

 

永遠なんて存在しないと改めて実感する出来事の多かったここ数年。こんな日がいつかくるのだろうと漠然と考えてはいた。でもその反面、心のどこかで彼らだけは永遠だと盲目的に信じ、願っていたことも事実だった。

 

2019年1月27日(日)

いつもと変わらぬ日常から一気に暗闇へと突き落とされた気分だった。

「嵐 2020年末で活動休止」

勤務中に早番の子からその一報を聞いた。

初めは聞き間違いかと思った。

一瞬で身体中の血の気が引いていくのが分かった。悪い夢なんだと思った、思いたかった。

休憩中メールを開くと、まず智くんの文章が目に入った。それを読んで「ああそうか、"いつか"が来たんだ」となぜか少し冷静になった自分もいた。心臓がどくどくと騒がしいのを感じながら無の境地で仕事を終わらせた。普段なら絶対そんな事しないのに現実を受け止めたくなかったのかそのままバイト先にスマホを忘れて帰った。最悪だ。それくらい動揺していた。

放心状態のまま帰路に着くと、TVには「活動休止」のテロップと共に記者会見をする5人が映っていた。その5人の姿を見てやっとああ、これは現実なのだと実感した。その瞬間泣き崩れてしまった。嫌だ、無理だ、そんな感情ばかりが溢れた。もう彼らはこの決断を絶対に覆さないだろう。そういう芯の強い嵐はわたしの大好きな嵐そのものなのに、その事が余計に現実を突きつけてきた気がした。

会見中の嵐は普段通りの和やかな空気感だった。そんな彼らを見て自然と笑っている自分もいた。でもこんな5人を観れる毎日が保証されているのもあと2年なのだと思うとまた涙が出た。もう感情がめちゃくちゃだった。願わくばこんな日を迎えたくなかった。

会見で真ん中に立つ智くんはなんだかいつもより小さく見えた。でも普段口数少ない智くんが懸命に伝えようと発する言葉には強い意志と覚悟を感じた。まるで狩人のような(?)目つきだけど、あくまでも口調は柔らかく圧倒的な語彙力 瞬発力で記者からの質問に答え続ける翔くんとにの。時には場を和ませ、智くんに活動再開についての言葉までもを引き出してしまうさすがの相葉くん。潤くんは…こんな時でもかっこいいなと思う自分のどうしようもない頭に嫌気がさしたけど、なんて表現したらいいのか、すごく冷静にみえた、たくさんこれからの事も考えてくれているように感じた。

 

「この世界を1度離れてみて今まで見たことのない景色を見てみたい」「1回立ち止まって自分自身を見つめ直してみたい」 会見での智くんの言葉がズシンときた。自由になりたいんだろうな、飛んで行っちゃわないかなと今までも感じることはあった。そんなどこか儚げなところにも惹かれていた。

15周年のハワイで「嵐を辞めようと思っていた時期があった」と話した智くん。それを観た当時の私にはその想いは吹っ切れていたように映った。でも最近はちょっと不安な気持ちもあった。ここ数年では珍しく長い個人仕事のお休み期間。そして2018年の嵐にしやがれ元日SP紫舟さんゲストの企画。スタッフさんからの問いに「制作活動をやっていない。好きで描きたい 描きたくなったら描こう その気持ちが2年間現れない」と話していた。特別重い空気感での会話ではなかったと思うけどなんだか胸が苦しくなった。智くん自身は明確なきっかけがないと言っていたので私個人の勝手なあれなのだけど、3年程前という言葉がどうしても気にかかってしまう。踏み込んではいけないところまで踏み込んでしまったんじゃないかと考えてしまう。大切な空間が不特定多数によって踏み込まれていく怖さはどれ程のものなのだろう。自由でありたい智くんにとっては特に。

「お休みでもいいんじゃない?」と提案してくれた方々に盛大に感謝したい。その提案に許されるのかと思ったと言う智くん、その提案に"甘えた"と会見で表現した智くん、どこまでも責任感が強く、背負いこんでしまう人なんだなと改めて感じた。

智くんの求める自由は、芸能界にいる限り得られないものだと思っていたので、最初に出された智くんの文面を読んでからあの会見を見終えるまでは正直これは事実上の解散だと思っていた。だから嘘がつけなくて時々ヒヤヒヤするほどに正直な智くんがビジュアルはキープする考えだとか嵐の活動再開に前向きな言葉をくれたことは正直めちゃめちゃ驚いた。その言葉に現時点で嘘はないと思ってる。微塵も思ってもないことを無責任にいう人ではないと思うので。これを聞いた時は正直喜んでしまった。

智くんがいつか自由になりたいと言い出すかもしれないということも、そうなって5人で嵐を続けられないとなった時に残りのメンバーだけで続けるという選択肢を彼らが取らないことも「5人で嵐」という何度も彼らの口から発せられるこの言葉から私も十分にそれを理解していた、つもりだった。正直そこが終わりだとどこか思っていたところがあった。でも、一旦離れればもう目の届かない場所へ行って戻ってこないだろうと思っていた智くんが、頑固な智くんが、休止という形に留まってくれた。(本人の気持ちを考えれば手放しで喜んでいいのか分からないけどそれでも) 4人はそんな智くんを引き留めた。5という数字も嵐という名前も残して休止という形を選んだ。寂しい反面凄いと思った。5人それぞれが20年かけて積み上げてきたものは私なんかが想像するよりも遥かに強く大きかった。

実際今回の件はわたしが勝手に想像しては搔き消した最悪の終わりより遥かに嵐らしく、温かな区切りなようにも思う。嵐はもう何年も多少勢いの差はあっても常に第一線を走り続け、もう誰にも止められないくらい大きな存在になっていた気がする。それでも登り詰めればいつか必ず降りる時が来る。いつかもっと違う形で修復不可能な状態で崩れてしまう未来も0ではなかったのかもしれない。だったら今回のように自ら一旦歩みを止める決断もいいのかもしれないと自分に言い聞かせるかのように考えてみもした。

 

2019年1月28日(月) News zero

嵐の復活は?という問いに「あります、ありますよ」と会見から一夜明けたzeroで翔くんが言ってくれた。自身の発言の影響力を理解している翔くんがそうはっきりと口にしてくれたことはとても心強かった。

 

2019年1月29日(火)

案の定次々と出てくるどこの馬の骨かも分からない関係者談と無責任に憶測を事実かのように話すワイドショー。気になって見てしまった私も悪い悔しい。

会見での潤くんの「グループを綺麗に閉じることを考えたこともあった」という言葉。それを聞いた時は正直ひぃぃぃいっと少し背筋が寒くなったことも事実だけど、あまり引っかかりはしなかった。常に前を向き続け、どこまでもアイドルであり続けようとする潤くんらしいなと素直に思った。それにああいう場であえて正直にそういうことを言ったのは智くん1人に背負わせないようにという潤くんなりの優しさなのだろうなと思う。盲目すぎかな、そんなどこまでも強く、優しい潤くんが好きだ。

だけど、そんなことすらも誤解されてしまう。これまでも悪意の矛先が理不尽に潤くんに向けられる場面を何度も見てきた。潤くんのことをちゃんと見ずに悪意を向ける人々を見る度悲しくなったし、悔しかった。分かろうとしないならもう放っておいてほしいとすら思った。

 

2019年1月30日(水) Enjoy更新

「必ず後悔はさせない」

でもそんな悪意すらも吹っ飛ばしてしまうほどに潤くんはいつだってその時一番欲しい言葉をくれる。

ブログの最後には髪を切れたことを嬉しそうに愛用の(?)かわいい絵文字を使って教えてくれる潤くんにまた涙が出た。潤くんの心強い文章、近況を知れた嬉しさとそんな近況を画面を通してすぐ知れなくなる未来が迫っているのかもしれないという寂しさとでぐちゃぐちゃになった。こういう些細なようで大きな幸せを失ってしまうのだろうか。

 

2019年1月31日(木) VS嵐

2019年2月1日(金) Mステ

表情が固く見える智くん。割と泣き虫な相葉くん 潤くんは笑顔の印象が強くて逆ににのと翔くんが珍しく涙目だったような気がして余計に苦しくなった。

潤くんは、とても柔らかい表情でライブの時のように歌詞を一つ一つ噛み締めるように画面を越えて語りかけるように歌ってくれた。嵐として歌って踊る潤くんは、やっぱりめちゃめちゃかっこよくて 感謝カンゲキ雨嵐の間奏で踊り出す時なんかはめちゃめちゃ楽しそうで。この姿を2021年からしばらく観ることができなくなってしまう。それに耐えられる自信がない。

思い過ごしかもしれないけど、感謝カンゲキ雨嵐の終盤、潤くんがにのと智くんの肩を組みに行く直前に見せた一瞬のなんとも言えない表情がずっと脳裏に焼き付いている。ライブ挨拶での「まだまだ5人で見たい景色がある。みんなに見せたい景色がある」という潤くんの言葉。潤くん自身は今、何を思っているんだろう。嵐5人の着地点として「活動休止」を選んだことは理解したつもりだ。潤くんが会見で話してくれたこと、Enjoyで話してくれたことに嘘はないと思う。会見で解散ではないと即答してくれた潤くんはとても心強かった。それでも私はその結論に至るまでの潤くんの感情の変化とか、活動休止と決まった時何を思ったのかとかを知りたい。その願望はファンのエゴなのかもしれないけど。

 

どうしても潤くんの今後が気になってしまう。いつからか潤くんのソロパートは減り、下ハモパートが増えた。現状潤くんの嵐として以外のレギュラー番組やラジオはないし、一時期は個人の仕事がほとんどない時もあった。潤くんはいつだって嵐のライブ演出など嵐の活動を第一優先にしてきたように思う。少しの寂しさはあったけど、なにより潤くんが大切にしている嵐のためにそういう選択をしてきたんだろうって思えたからそれらに対してあまり負の感情は持てなくて。潤くんが決めたことならと受け入れられた。今も昔も言動の節々から嵐が大好きなことがめちゃめちゃ伝わってくる潤くんだから。私はどんな潤くんも大好きだけど、ライブ中のとても素敵な表情を見せてくれる潤くんや嵐のメンバーと一緒にいる時の潤くんが一番好きだから。他のメンバーだって十分に嵐ファーストであることは分かっている。分かっているつもりだけどこうなってしまうとどうしても少し不安が募る。

会見後の1週間どこまでも手厚い嵐は個々の番組でもコメントをくれた。潤くんもEnjoyでこれ以上ない程の言葉をくれたけど、やっぱり顔を見て潤くんの言葉を聞ける場所が欲しい、ラジオなど声だけでもいいから聴ける場所が欲しいと考えてしまう。あれだけ尽くしてくれているのにほんっとに傲慢で申し訳ない。

 

2019年2月2日(土) 嵐にしやがれ

タイトルバックと共に流れた感謝カンゲキ雨嵐。これからの2年私は何度この曲を聴いて泣くんだろう。

無邪気に天然を発揮しては4人に甘やかされる潤くんや 時には天然を4人に爆笑され なぜ笑われてるかもわからずにこにこする潤くんを観ていると楽しいはずなのにふと先のことを考えて沈んでしまう。

 

2019年2月3日(日) 相葉マナブ ベイスト

「今日も未来も smile again」

毎月3日の讀賣新聞全面広告。2月は絶対節分コスプレだと思っていたのに不意打ちがすぎる。この1週間ですでに涙腺はぶっ壊れてるんだからこんなの泣かないわけがない。嵐はどこまでもずるくて優しい。

 

怒涛の1週間だった。ボロボロに泣いた1週間だった。色々な感情が巡った。たくさんの相反する想いが自分の中で渦巻いた。 

頭では理解していても まだやっぱり心の底からは受け入れられない自分もいて、いなくならないでよ嵐…ずっとずっと5人の背中を追いかけさせてよ と前を向きたいのに気持ちが上がったり下がったりを繰り返している。

2020年12月31日、そんな日来なければいいのにと切実に思ってしまう。最後まで笑っていようと決めたのなら、5人はきっと意味分からんくらい笑って 意味分からんくらい普段通りの嵐のままでその時まで走り抜けていくのだろう。きっとこちらが心配になるほど意味分からんくらい働いて、ありったけの幸せを私たちファンにくれるんだろう。なんなんだよ嵐。どこまで強くて優しいんだよ。もう意味が分からない。好きだばか。嵐がどうしようもなく好きだ。

 

これまでの人生の約半分は嵐がいる生活だった。そんな生活が当たり前になっている。嵐のいない日常なんてもう全く想像できない。怖い。まだまだ世間知らずの小娘だけど 今まで何度も何度も嵐という存在に背中を押してもらってきた。たくさん助けられた。たくさん笑顔にしてもらった。受験や留学、就職活動など大変だった時も 友だちと嵐について語り合うような楽しい時もどんな時だって嵐はそこにいて5人でぎゅっとなって笑ってた。その笑顔にたくさん救われてきた。嵐なくして今の自分はいないと断言できる。たくさん感謝してる。

これから先、私は多分また泣いてしまうんだろうけど それでも笑って、涙と鼻水にまみれたぐちゃぐちゃに汚い顔でも 無理矢理にでも不細工に笑って 今度は私も新たな一歩を踏み出そうとする嵐5人の背中をそっと押せる、そんな一ファンでありたい。またいつか、5人が戻ってきてくれることを願いながら。

「いつか」、そんな曖昧な未来の保証なんてどこにもない。仮にその待ち望む未来がやってきたとしてもそれはいつ、5年後10年後もっと先かもしれない。もしかしたらそのいつかはやって来ないのかもしれない。活動休止という言葉は嵐からの最後の優しい嘘なのかもしれない。それでも解散ではないと、活動休止だと嵐5人がいうのなら、5人から語られた言葉が全てだと彼らが言うのなら、信じてみよう、ホトトギス(?) 重荷になるかもしれないけど待ってると言わせてほしい。

 

花に嵐の例えもあるぞ

さよならだけが人生だ

『勘酒』の井伏鱒二 訳で「さよならだけが人生だから、今この出会い、時間を大切にしよう」という意味らしく、花より男子ファイナルの台詞にもあった私の大好きな言葉。一期一会の人生で嵐に出逢えたことは 末代まで語り継ぎたいほどに私にとって大きな誇りであり、宝物だ。

だからもうグチグチ先のことを考えては勝手に病むのはやめにする、極力。要望などは出しても2021年からのことは考えないようにする、極力。

とにかく嵐が全力で走り続けているいまこの瞬間は、1mmの後悔もないよう 1秒たりとも見逃さぬよう 5人の愛おしいその姿を目に焼き付けたい。全力で応援し続けたい。そして、5人がまた嵐の活動を再開しようと思ってくれるためにも色々な形でたくさんの感謝と好きだという想いを伝えたいと思う。(そのためにも新社会人めいいっぱい働く、頑張れる)

 

永遠はないと初めに言ったけど 嵐を見ているとこの先 形は変わろうとも5人でいるということだけは、5人の繋がりだけは永遠なんじゃないかという気がしてくる。2020年までも、それ以降も嵐5人がずっとずっと笑っていられますように…そう願ってる。

 

なんかこれ書きながら いや!終わりじゃないから!おやすみだから!と何度もセルフツッコミしてしまったし、全部自分を自分で言い聞かせるための綺麗事な気もする。

それでもこの気持ちだけは変わらないと思う。

 

嵐がだいすきだ。

嵐の松本潤くんがだいすきだ。

今までも、これからもずっと。